国内サッカーの天皇杯

天皇杯

国内サッカーと言えば、やはりJリーグになるでしょう。アマチュアであった日本サッカーリーグを基盤に、1993年にプロリーグとして発足され、現在ではJ1、J2、J3の3つのリーグに分かれています。すでに四半世紀近くの歴史があり、定着した感もあるでしょう。しかし、国内サッカーにおいても、リーグ戦ばかりでなくカップ戦もあります。中でも、天皇杯は、1921年から続いている、日本の伝統的なカップ戦です。

当初は大学チーム同士の試合でしたが、敗戦後、実業団チームへ移行し、1972年にオープン化されました。Jリーグ発足以後、プロとアマの戦いが行われるようになり、番狂わせもあります。たとえば、J2チームが都道府県代表チームに敗れたり、あるいは、大学チームがJ1チームに勝利したりすることもあります。

リーグ戦と異なり、カップ戦で一発勝負であり、力があるチームが必ず勝つとは限りません。これは天皇杯ばかりでなく、海外でも同様であり、たとえばイングランドのFAカップでも起こっている現象です。

なお、国内サッカーのカップ戦は、天皇杯のみでなく、ルヴァンカップもあります。かつてはナビスコカップと称されていましたが、J1リーグ所属チームのみのカップ戦となっています。