国内サッカーの下克上

下克上

国内サッカーの代表といえばJリーグですが、年間の日程を見ると、他にも二つのカップ戦、さらに成績上位チームはアジア・チャンピオンズリーグを戦う必要があり、試合数が多いことに気づきます。各チームは限られた戦力の中でやりくりをしようとします。

その結果、カップ戦への力の入れ方が軽くなることがあります。もちろん、予選の初期段階では格下と対戦することが多く、妥当なマネージメントでしょう。一方で、格下のチームにしてみれば、雲の上の存在だったJ1チームと対戦できるばかりか、打ち負かす可能性すら出てきているのです。当然モチベーションも高く臨んできます。

すると、格下と思われていたチームが下克上を起こすことがあります。これぞまさにサッカーの醍醐味。どんなに強いチームであっても、様々な要因が重なり合い、下克上を食らうことがあるのです。特に国内では、大学生やセミプロのチームがプロチームを圧倒するという試合もあり、サッカーの面白さ・奥深さを味わうことができます。もちろん海外有名クラブと違い、資金力の問題で十分なスカッドを組めるわけではないのも理由の一つですが、国内サッカー自体のレベルが底上げされているともいえるのではないでしょうか。